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子どもといっしょに安心インターネット (全3巻/岩波書店) ご紹介スペシャル・ページ
価格:¥1,995 (税込)
出版:岩波書店
子育ての中で、お箸の持ち方や道路の渡り方を教えない親はいません。 ところがパソコンや携帯のネット利用に関わる事件や事故が多発しているにもかかわらず、正しい使い方や安全な見かた・コミュニケーション方法などを子どもたちに教えてくれる大人は、残念ながらほとんどいません。 これからの時代を歩む子どもたちにとってのインターネットは、お箸や道路と同じように常に使っていかなければならないものにも関わらず、です。
パソコンや携帯、あるいはインターネットに関して詳しい知識などなくても、子どもたちに善悪や危険を判断する力を付けてあげることはできます。 情報の判断のしかた、知らない人とのやり取りで注意することなど、子どもたちの何倍も生きてきた経験豊富な大人には、教えてあげられることがたくさんあります。 それらは、現代社会を安全に生きていくための知恵と全く一緒、決して「インターネットだけは特別」ではないのです。
子どもたちにしっかりと伝えたい ≪インターネット上の善悪や危険を判断する力≫ を基軸に、迷惑メールの文例、ネットにおけるコミュニケーション方法、ホームページ作りで気をつけなければいけないことetc... 身近でわかりやすい具体例をふんだんに盛り込んで出来上がったのが、この 『子どもといっしょに安心インターネット』 の3冊です。
本シリーズは 「パソコンの使い方」 や 「インターネットの仕組み」 といった、情報教育の教科書や参考書にありがちな “操作しながら子どもたちが自然に理解できてしまう部分” に重点を置いた教育指導のためのハウツー本ではありません。 子どもたちを身近で守り育てる母親の目線で書いた、護身術と活用術をまとめた本なのです。
保護者や先生たち、そしてインターネット活用期に入っている十代の子どもたちに、ぜひとも、いえ、必ず読んでいただきたい 「今必要な、リアルな事例や注意点」 を満載しました。 困ったとき、不安になったとき、いつでも頼りになる「インターネット物知り博士」のような存在として、学校で、ご家庭で、ボロボロになるまでご活用ください。
赤い表紙:
第1章 ネットの中の危険とは「なにが危険なの?」 ホームページ・メール・個人情報 第2章 知っておきたい「たった三つのからくり」 第3章 危険の見分け方 第4章 どう危険の原因を絶つ? |
黄色い表紙:
第1章 こうしてトラブルが起こった「どうトラブルを避けるの?」ネット体験・コミュニケーション術 第2章 キレさせない、傷つけないために 第3章 注意しながら進むために 第4章 ネットを自由に使うために守るべき「たった3つ」のこと |
青い表紙:
第1章 こんなに使える、インターネット「なにができるの?」ホームページ・情報活用術 第2章 ネットは信用できる? 第3章 自分から発信したい 第4章 ひとの輪をつくろう |
※ 「子どもとインターネット」 についての講演レポートはこちらで読めます! (←クリック!)
<エピソード>
私は以前から、ITを良く知る大人たちの押し付けではない、子どもたちの目線で捉えるインターネット本を書きたいと考えていました。それは、IBM社員としてパソコンや通信の変遷と共に20余年歩んできた経験からというよりも、私生活でひとりの母に戻った時、たくさんのママや先生、そして何より子どもたちからの質問や相談に応じ続けてきたからです。そんな思いを日経デジタルコアの代表幹事である坪田さんにお話して、「本の企画を作ろう!」 ということになりました。
当初、企画は1冊だったのです。それが、岩波書店の岩永さんにご相談している間に3冊企画になってしまいました。赤、黄、青の3冊にしよう!という発想(私のアイディア♪)はよかったのですが、私1人で3冊いっぺんになんて、とてもとても!
そこで、編集のバックアップをしてもらう予定だった企画メンバーの一人、高橋慈子さんに 「一緒に書いて!」 となった次第です。パソコンのマニュアル的な本の執筆者としての実績&評価の高い慈子さんの助けがなかったら、この 『子どもといっしょに安心インターネット』 のシリーズは誕生しなかったかもしれません。
自分の宣伝や権利のことだけを考えたなら、共著なんてとんでもない!と思うでしょうけれど(笑)、この本は 「子どもたちにインターネットの賢い使い方を知ってほしい」 「悪意を持った人たちの罠にはひっかからない判断力を身につけてほしい」 「子どもたちに被害者にも加害者にもなってほしくない」 という切なる願いがあればこそ、各分野のプロフェッショナルのお力をお借りしたのです。 お陰様で、3冊は予想をはるかに上回る内容で、見事に完成しました。
ホッ!としたのもつかの間、学校や教育委員会などから次々とご連絡が。。。大勢の方々が意識していらっしゃることを実感し、嬉しい悲鳴をあげている私です。
(2006年1月更新)
ですが、 「ブログ」 「プロフ」 「2ちゃんねる」 「学校裏サイト」 といったサイトの存在、ネットやメールによるいじめ など、 子どもたちを取り巻く問題は加速度的に広がっています。ネットのリテラシーとネットの向こう側に潜む危険を伝えることは、何よりも急務。簡単に更新できない書籍なので、最新事情などのフォローは講演で行わせていただきますね。
(2007年4月更新)
※本書に関するご意見、ご感想なども、ぜひぜひお聞かせくださいね。
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